Shinob | 画家:柳田しのぶ | 作品集
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ミドリとアオ

こんにちは、Shinobです。ここ最近の冷え込みで少し風邪気味です。早く治すべく、葛根湯を飲み温かくしています。

そんなこんなで、制作は滞っていますので今回は色のお話をひとつ。ミドリとアオのお話です。

私は絵描きをしながら日本語教師もしています。生徒に青リンゴを紹介したときです。クラスのほとんどの人がざわめきました。「ブルーのリンゴはありません、それは何ですか?」と。グリーンアップルのことだと説明すると納得した模様。でもその後「何故アオですか。ミドリじゃないですか。」と質問がありました。その時の説明を紹介します。

アオとミドリ現在では別の色として使っていますが、昔は「ミドリ」という色の名はありませんでした。なので「アオ」はミドリを含む寒色系の色に広く使われていたんです。「青々と茂る木々」「青田」さっきの「青リンゴ」もそうです。じゃあ「ミドリ」は何だったのかというと、若々しい様子を表す言葉だったそうです。「嬰児(みとりご)」という言葉もありますね。「赤ちゃん」という言葉とはまったく反対の色です。色の名前にも歴史ありですね。そういえば虹が何色に見えるのかも各国の色の名前に左右されるとか。興味はつきません。写真はわが家の「ミドリ」です。雑草なんですが、寒さに耐えながら健気に育っていました。申し訳ないですが、この後草むしりしました。

来週は体調戻っていることを願って、今日はここまで。

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