Shinob | 画家:柳田しのぶ | 作品集
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こんにちは、Shinobです。
只今帰省中です。私の実家は群馬県富岡市、世界遺産の富岡製糸場のある街です。
子どものときは、近所の養蚕農家の方におカイコをもらって飼ったものです。
だからか芋虫や毛虫は苦手なのに、おカイコだけは平気で持てました。
今はどうだろう…試してみたいですが、養蚕をしている家はもう近所にないので試しようがありません。富岡製糸場はあるけれど、養蚕はすでに過去の産業。時代ですかね。

さて、せっかく実家にいるので今日は昔の作品を掘り起こしてみました。
今回は過去の習作を紹介します。
一時期「骨」を描きつづけていたものの中から「鳥の頭部」のスケッチです。その当時、懇意にしていただいいた博物館の方にタカの頭部を3週間お借りしたときの習作です。スケッチと言いながら油絵です。F0という一番小さいサイズのキャンバスにほぼ実物大でいろんな角度から一度に描きました。角度が違うだけで全然違った形になるのに気づいてすごく勉強になったのを覚えています。

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一見、骨は「死」を容易に想像し、暗く気持ち悪いものという印象を受けますが、よく見ると面白い形をしています。一つ一つに役割があって、身体を動かしていると考えると灌漑深いです。これらの絵は「作品」ではないですが、すごく大切な気づきをくれた絵です。

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