Shinob | 画家:柳田しのぶ | 作品集
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「石の記憶」の石はどこ?

こんにちは、Shinobです。
残暑まだまだ!というところですが、さすがに暑さのピークは過ぎましたね。
朝夕は大変過ごしやすくなりました。
今朝は久しぶりに8キロジョギングをしました。最初は苦しいんですけど、汗をかくようになるとだんだん楽しくなってくるのだから不思議です。これがランニングハイというやつですかね。

さてさて、フランス行きまで10日を切りました。カウントダウンです。
そろそろ旅の準備を始めようかと思います。持っていくもの、絵を描く道具と懐かしい人たちへのお土産ですね。お土産については何を持って行こうか、考えているところです。「かにパンとかどうかな。」と友人に言ったところ「本気?」と聞かれてしまいました。うん、かにパンはお土産NGなんですね。他を考えます。すみません、話が若干それました。

今回のフランス行きは、以前住んでいた街、グルノーブルに行くことと「石」の場所カルナックへ行くことが大きな目的です。
グルノーブルは、日本語の講師として2年間大学で教えていた街です。目を閉じると路地裏まで再現できるほど記憶に残っている街です。懐かしい人がたくさんいる街なので再会できるのが本当に楽しみです。

そして、「石」の場所カルナック。どちらかというと、こちらがメインです。
私の作品を見てくださった方なら、「石の絵多いな。」という印象を持たれたかと思います。
その、場所です。あれ、日本じゃないんです。フランス北西のブルターニュ地方にあるカルナックという街にある先史時代の遺跡なんです。
文字のない時代のものなので、だれが、何のために作ったものなのか、は未だに明らかになっていないそうです。

私が始めてカルナックに訪れたのは1999年です。それが初めての海外旅行でした。きっかけは、旅行雑誌の本当に小さい写真つきの記事でした。その小さい写真を何気なく見たとき、行ってみたい、と思ったんです。そこからカルナックの縁が始まりました。行ったら、絵描きの友人ができて、たどたどしいフランス語と英語でいろいろ話して共感して、また一度、また一度とカルナックを訪れ、今回で5回目です。なかなか会えない友人ですが、今回また会えること、本当に嬉しく思います。また、カルナックの風景を見られること、若干の運命も感じます。きっと、私は飽きることなくカルナックの石の風景を描き続けると思います。まだまだ、描ききれていないのですからしょうがないです。よかったら、皆さんも、お付き合いください。

今回の旅でもたくさんのスケッチをしてこようと思います。たくさんのことを吸収して、作品に還元していけるように頑張ります。

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