はしること
こんにちは、Shinobです。
今日は直接「絵」や「描くこと」とは関係ないのですが、「思ったこと」というくくりで「走ること」についてお話ししたいと思います。
実は昨日の日曜日、「第35回つくばマラソン」に参加しました。
42.195キロのフルマラソンでした。
もともと、2年くらい前から体力作りのためにジョギングをしていたのですが、ジョギング仲間の勧めで今回初エントリーしたんです。
エントリー自体は今年の7月だったので、そこからマラソンへの挑戦が人知れず始まっていました。エントリーしてからというもの、週末は8〜10キロジョギングを欠かしませんでした。自分がそんなに走れるのかと不安もありましたが、意外と走れました。それにも驚きでした。
といっても本番は42.195キロ、10キロのほぼ4倍。10月に入ってから20キロを走ってみて調整してみました。でもやっぱり想定、というか想像の域をでないまま、昨日のつくばマラゾンに臨みました。
今年は18000人を超える人がエントリーしていてスタートも3グループ(速いのから遅いグループ)に分かれていました。私はHブロックという一番後ろからのスタート。遠くで「パーン」となったスタートの合図にピンとこないまま走り出しました。最初の10−15キロまでは、いつもの距離だったのでペースを保ちつつキロ6分くらいで進めました。でもそれも、そこまで。20キロを超えたあたりから足が鉛のように重くなって上がらなくなってしまいました。自分の身体の限界を初めて目の当たりにしました。不思議な感じでした。気持ちはもっと前へ!と動いているのにどうしても足が上がらないんです。悔しかったです。
そこからはみるみる失速し、「歩いているんですか?」という速度にまでなってしまいましたが、意地でも歩きませんでした。身体が動かないのも悔しかったですが、そのことで心まで持っていかれるのも悔しかったからです。結局、最後まで足は上がらず5時間20分越えのゴールでした。完走できたことは、本当に嬉しいです。でも、自分はまだまだなのだな、と気付かされたイベントでもありました。
普段「これでいい」と思っているものは、結局「想定内」で考え行動しているからなのだなぁと。モノをつくりだす立場にいるのに、それはとてももったいないと感じました。「想定内」のものは誰からもおおむね「想定内」の反応しかかえってきません。おどろきや感動は、「想定外」だからおこりうるものなんですね。
まあ、毎日「限界」を越えていては身がもたないのも事実ですが。つくりてとして、大事なことを身をもって感じた1日でした。今日はひどい筋肉痛です。もう歩くの(特に足を上げること)がきついです。でも、せっかくなので、どの筋肉が「筋肉痛」をおこしているのか解剖図鑑で勉強してみようと思います。