Shinob | 画家:柳田しのぶ | 作品集
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骨を描く

こんにちは、Shinobです。今朝、窓を開けたら外の方が暖かかくてびっくりしました。季節は着実に移り変わっているのだなと思いました。

でも湿気がひどくてアトリエもジメジメとして気持ちが悪かったので、今日はぞうきん片手に掃除してました。床を拭いたらぞうきんが真っ黒になり、若干引きました。油絵の乾燥のために描いているときは毎日窓を開けてるんですけど、意外と砂ぼこり入ってたんですね。

今日は、油絵の気分ではなかったので家にあった鳥の頭骨を鉛筆使って描きました。骨はいいです。そのものの形の元を意識できますし、なによりその形がいい。複雑な構造とやわらかな曲線の絶妙なバランスでできていると思うんです。その形、特に曲線部分を描いていると、優しい気持ちになります。今日描いたのは、片手に乗るくらいの小さい鳥の頭骨です。博物誌に詳しくないのでなんの鳥かはわからないですが、カラスではないことは確かだと思います。何年か前に、どこかの海へ行ったとき拾いました。すでに白骨化していたので処理を何もしなかったのですが、いまだに白くてきれいです。ほぼ実物の大きさで描きました。影をほとんど描かない輪郭をきかせた線画です。

  

うちには鳥の頭骨の他にも化石とか鉱石とか石類、何に使うのか不明なガラクタがたくさんあります。そのほとんどは手のひらサイズ。小さいものが好きなのかもしれません。機会あったら、そんな愛すべきガラクタたちも紹介していきたいと思います。

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